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救急で病院に行く時

獣医師が監修しました
工藤 綾乃 先生

獣医師

 救急で病院に行くべき症状は?

ねこには、常に元気に健康に過ごしていてほしいものですが、人と同じ様に急に体調が悪くなってしまうことがあります。そうなったときに慌てない様に、注意すべき症状と対処法について、一部をご紹介します。

・ぐったりしている、いつもより元気がない

急にねこの元気がなくなり、ぐったりしている場合には、深刻な病気の可能性があります。呼吸の仕方が苦しそうではないか、排尿はできているか、吐いたり下痢したりしていないかなど、他に症状がないか確認し、急いで動物病院を受診してあげてください。 

・食べてはいけないものを食べた

猫は紐などで遊ぶのが好きな動物ですが、ときにそのおもちゃを飲み込んでしまう場合があります。無事うんちとなって出てきてくれれば一安心ですが、腸の途中で詰まってしまう場合もあります。また、ゆりなど、ねこに中毒を引き起こす植物もあります。食べてすぐの場合には、動物病院で胃の内容物を吐き出させる処置ができる場合もあります。なるべく早く動物病院を受診してあげてください。(詳しくは、ねこが中毒を起こす可能性のあるものねこが誤食してしまったときの対処法の記事をご参照ください。)

・何度も吐いている

ねこは毛玉などを時々吐き出すことがありますが、1日に何度も吐き続けている場合は異常です。異物摂取による中毒や急性腎障害の可能性、消化管が閉塞している可能性などが考えられるため、急いで動物病院を受診してあげてください。(詳しくは、嘔吐急性腎障害の記事をご参照ください。)

・呼吸が苦しそう

ねこの正常な呼吸回数は、安静時では1分間あたり40回までと言われています。いつもより呼吸の回数が多い場合や、胸の動きが大きい場合、口を開いて呼吸している場合などは注意が必要です。急いで動物病院を受診してあげてください。(詳しくは、呼吸困難の記事をご参照ください。)

・何度もトイレに入る、排尿ポーズをとっているのにおしっこが出ない

特にオスのねこでは、おしっこの通り道である尿道閉塞に注意が必要です。結石や、膀胱炎の結果として膀胱から陰茎までの途中が閉塞してしまう状態のことで、そのままだとおしっこが出ず、腎臓がダメージを受けてしまうため早急な対処が必要です。同時に、元気がなくなる、吐く、食欲が落ちる、などの症状がある場合は特に注意が必要です。(詳しくは、頻尿尿道閉塞の記事をご参照ください。)

 ご紹介した以外にも、注意が必要な症状は多くあります。いつもと違う、と感じた場合や不安な場合には、早めに動物病院にご相談くださいね。

 

救急病院に持っていくべきものは?

救急で病院を受診したい時、いつも行っている動物病院が開いていれば安心ですが、深夜など病院が閉まっている場合もあります。そんな場合は、「夜間診療」や「救急診療」を行っている動物病院を受診しましょう。受診前には電話で連絡をする必要がありますので、受診したい場合はまず動物病院に連絡し、症状を伝え指示を仰いでください。連絡することで、動物病院側も受け入れの体制を整えることができます。

 急いで動物病院を受診する時に、必要なものは主に3つです。

・飼い主自身の身分証

・お財布

・キャリーケース(逃走の危険があるため、体調の悪いねこでもキャリーケースなどに入れて連れて行ってあげてください)

 

また、これらのものがあると有用ですので、なるべくお持ちください。

・血液検査などの検査結果(最近行なったもの)

・内服中の薬がわかるもの

・ペット保険の証明書

・嘔吐や下痢、血尿などをしている場合は、排泄物

・誤食の場合は、食べたものと同じもの

 

 

監修者

工藤 綾乃 先生 (獣医師)

札幌出身。地元の北海道大学を卒業後、関東の動物病院で勤務。腫瘍症例の治療に携わるなかで、より効果的な治療を見つけたいと考え、現在は麻布大学博士課程に在籍中。ねこと暮らしながら実験漬の日々を送っている。専門や興味のある分野は、がん、麻酔・集中治療、野生動物臨床など。