「ねこの健康を考える」研究チームを発足。東京大学 加藤大貴 獣医学博士がアドバイザーに就任

株式会社トレッタキャッツ(代表取締役:堀 宏治)は、2020年8月より「ねこの健康を考える」研究チームを発足し、東京大学 加藤大貴 獣医学博士をアドバイザーに迎えることとなりました。本研究チームは、ねこの健康管理に必要となる「ねこが健康であるとはどのような状態か?」について、研究を進めてまいります。

■本研究の目的
東京大学 加藤大貴 獣医学博士はこれまで、犬の希少がんの治療標的発見といった研究で、動物医療の発展に貢献するとともに、ご自身もねこと一緒に長年暮らしている愛猫家です。
本研究では、tolettaが構築した大規模なデータプラットフォームを活用し「ねこが健康であるという状態」を定義することを目指します。
さらに、健康な状態を維持するために必要となる要素も定義し、ねこがもっと健康で長生きできる社会作りを目指します。

■本研究の背景
tolettaは2019年3月のローンチ後、4,500頭を超えるねこが利用しています。トイレデータは400万件にも及び、国内最大規模のデータベースとなっています。
トレッタ所属の獣医師が、日々データ分析を行っており、異常を検知した場合、アラートを通知しています。
このアラートの検知率(病気の症例数/アラート数)は97.5%となっており、家庭内における、ねこの健康管理に役立っています。
本研究では、異常を検知することにとどまらず『ねこが健康であるという状態』を定義することで、どのような生活スタイルが、ねこの健康に寄与するのかを研究します。

■アドバイザー、東京大学 加藤大貴 獣医学博士からのコメント

今回、トレッタキャッツの堀社長と出会い、猫様の日常生活のデータを解析する機会をいただきました。トレッタキャッツでは、日々、数万件以上の猫様の日常データが蓄積・増大し続けています。そこで、これらのデータを用いて、健康な猫さんの日常を明らかにすること、つまり、そこから逸脱した病気の猫さんを誰よりもいち早く飼い主様にお伝えするための技術を発展させること、また、逸脱してしまう生活要因を明らかにすることにトレッタ研究チームで挑みたいと思います。皆様の猫様のデータは大切に扱い、個人情報とのリンクはしない形で解析を行います。これまで、言葉を話せない猫さんの不調を捉えることはとても難しかったですが、世界中の猫さんに役立つ早期診断の技術をトレッタキャッツで作っていきたいと思います。 

■動物病院の皆様へ
tolettaでは、全国の動物病院様との連携プログラム「トレッタVets」を推進しています。
本プログラムにご参加いただくと、貴院の患者様のトレッタデータを、貴院と共有する事ができます。
プログラムへの参加費は無料。既にプログラム開始から1週間で40病院が参加しています。
詳しいご説明は「トレッタVets 特設ページ」
https://tolettacat.com/pages/toletta-vets-program
をご覧ください
トレッタキャッツは、本連携プログラムを通じて、動物医療の発展に寄与してまいります。

 

 

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