トレッタキャッツが九州工業大学と共同研究を開始。ねこが元気に暮らせる社会、ねこの病気を未然に防ぐライフスタイルの実現を目標に、膨大なトレッタデータを活用し、猫の排泄行動の個体差などを考慮した、より高精度な計測と新しい分析方法の確立を目指します。
目指せ。ねこの寿命、30歳。
見守りカメラ付きスマートねこトイレ「Toletta(トレッタ)」(https://jp.tolettacat.com/)を核とした猫のヘルスケア事業を展開する株式会社トレッタキャッツ(代表取締役:堀 宏治)が、介護・医療機関のIT関連サービスの研究を行う九州工業大学大学院生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 井上創造教授の研究室と共同研究を開始いたしました。本協業の実現にあたっては、公益財団法人北九州産業学術推進機構の支援を受けております。
見守りカメラ付きねこトイレ「Toletta(トレッタ)」 とは?
猫にストレスをかけることなく24時間365日、体重や尿のデータを計測し、家族が就寝中でも不在時でも猫の体調を見守ることができる猫用トイレです。微細な重量の変化を感じ取るセンサーで、体重はもちろん、入室から退出までの重量変化などから尿量、尿の回数、入室の回数、滞在時間、前回からの経過時間を測定。世界初のAIねこ顔認識技術(日本・中国・米国の特許取得)を用いて、首輪や専用のタグなしの個体識別を可能にしました。トレッタ専用アプリとの連動で、それらのデータをわかりやすいグラフでチェックでき、小さい変化もひと目でわかります。さらに、獣医師と共同開発したAIの体調チェック機能で、データのAI解析と猫の様子、食欲の記録をもとに、5000パターン以上の中からチェック結果と獣医師メッセージが毎日届きます。取得されたデータは、飼い主はもちろんのこと、かかりつけ医へも体調変化アラート機能での共有が可能です(動物病院自動連携アラート機能)。
研究テーマ
「Toletta(トレッタ)」に備わる測定機能のさらなる精度向上、また、猫の独特な排泄スタイルや、掃除や人の接触等、猫のトイレ以外での行動にも対応できる分析方法を研究。外見からではわかりにくい猫の健康状態の測定・分析精度の向上を目指します。
○研究題目:猫の排泄行動個体差を考慮した体重および排泄情報の高精度計測手法の研究
○研究開始日:令和4年10月1日
○研究目的:個体差(排泄スタイル)や使用環境を考慮に入れることによる測定精度向上
トレッタセンサーデータのグラフサンプル
いつの日か、15歳と言われる猫の平均寿命が30歳になることを夢見て。
腎不全や膀胱炎、尿石症に膀胱結石など、猫は泌尿器疾患にかかりやすい生き物。本能的に体調不良を隠す習性もあり、気をつけていても猫の病気に気づきにくいのが現実です。株式会社トレッタキャッツは、一日でも早く一頭でも多く猫を幸せにするために、テクノロジーとデータを駆使して、キャットヘルスケアを習慣から変えていくことを目指しています。