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体型(BCS)の判断方法

獣医師が執筆しました
工藤 綾乃 先生

獣医師

適切な体型とは?

ねこの健康を保つためには、適切な体型を知ることが必要です。太り気味も病気のリスクになりますし、痩せてきているときには病気の隠れたサインなこともあります。しかし、毎日一緒に過ごしていると、その子の体型が肥満傾向なのか痩せ型なのか判断が難しいですよね。

体型を評価する際に、目安になる一つの基準がボディコンディションスコア(BCS: Body Condition Score)です。BCSには、9段階のものと5段階のものがありますが、今回はわかりやすいように5段階のもので見ていきます。見た目や、脂肪の付き方から、体型を5つに分類します。BCS 3が健康的な標準の体型です [1]。

自宅でのBCSチェック

自宅でBCSを判断する時には、まず、横からと上から体型を眺めてみてください。ポイントとなるのは、お腹の肉の付き方やくびれの有無です。歩く時にお腹がゆれるときには、肥満傾向の可能性があります。次に、実際に方の周りや肋骨あたりに触れてみて骨が触れるか試してみてください。あまりにも骨がごつごつと触れるようなら、痩せすぎの体型と考えられます。標準体型でも肋骨は触れますが、外から見て浮き出る様子はありません。

痩せ型や肥満だったときには

BCSチェックを行ってみて、標準から大きくずれていた場合には食事の量の見直しと、病気が隠れていないかの検査が検討されます。しばらく病院を受診されていないときには、一度健康診断に受診することもおすすめされます。

また、おやつも1日に何度も上げてしまうとカロリーの取り過ぎの原因となりますので、おやつの回数を制限したり、おやつの分だけ食事を少し減らしたりと工夫が必要です。

 

参考文献:
1. Body Condition Score. WASABA. 2020.

執筆者

工藤 綾乃 先生 (獣医師)

札幌出身。地元の北海道大学を卒業後、関東の動物病院で勤務。腫瘍症例の治療に携わるなかで、より効果的な治療を見つけたいと考え、現在は麻布大学博士課程に在籍中。ねこと暮らしながら実験漬の日々を送っている。専門や興味のある分野は、がん、麻酔・集中治療、野生動物臨床など。